最後の銃撃戦のシーン"だけ"有名な作品。
ウォルター・ヒルという名前は有名だけど、この監督の作品に絶賛できる作品はしょうじき一つも無い。 本作もまた、部分的には良いものの、総合的には今ひとつな作品。
国境を挟んだ幼馴染。片方は麻薬組織、片方は国境警備隊、愛する女性は同じという三角関係の話が柱ではあるが…
もう一方はCIA下、不正規戦部隊(ゾンビユニット)の極秘作戦を描く。
この2つの柱が正直邪魔しあっているというか、結果的にどちらも中途半端なようで、2つの映画に分けた方が良かったんじゃないかというのが率直な感想。
ゾンビユニットの隊員たちはリーダーのM・アイアンサイド筆頭に良い役者が揃っているのに全然深掘りされないのは本当に勿体ない。
ニック・ノルティも良いんだけど、ニック・ノルティのシーンは全カットで、クランシー・ブラウン主演の特殊部隊ものでも良かったろうに…
ワイルドバンチにオマージュを捧げたという最後のドンパチだけは凄く良いシーンで印象的。銃撃戦オタクがこのシーンのためだけに見る価値は有る。