ペイン

欲望のあいまいな対象のペインのレビュー・感想・評価

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)
5.0
あのエンディングといい、何から何まで映画監督の"遺作"として完璧ではないか💯

ブニュエル自身を投影したようなドM主人公、遊び心と性癖全部盛りな玩具箱のような至極のぶっ飛び名編。

原色使いや女性キャラクターの作り込みにはかなりペドロ・アルモドバル作品への影響を感じさせるが、実際にアルモドバルは『抱擁のかけら』や『ブランカニエベス』(傑作!)といった自身の監督作やプロデュース作に本作でコンチータを演じた🇪🇸女優アンヘラ・モリーナをキャスティングしたりしている。

まさしく"あいまいな対象"であるコンチータを二人一役にさせる演出には最初戸惑うかもしれないが、慣れてくると完全に一人のコンチータとしてしか見られなくなるブニュエルマジック←
ペイン

ペイン