このレビューはネタバレを含みます
過去鑑賞。その時の感想も微妙だったけれど、西川監督の作品だとは知りませんでした。見放題終了間際に再度鑑賞。兄弟の揺れ動く感情が見事に描出されてました。
長男と次男。同性だと余計に競争心とか煽られるのか、その辺はよくわからないけれど、次男は恐らく両親の期待を背負って家業を助けつつ上手く立ち回っている長男にコンプレックスがある一方、長男は期待をうまくかわして地元を離れ好きなことを仕事にしてそこそこ成功している次男に憧れがある。でも次男は多少の罪悪感もあって、この憧れを、兄の弟に対する嫉妬と曲解したのかな。長男は実はストレートに弟のことを愛していて、それが最後の最後にようやく明らかになるという。
山梨県のバス通り、なんかみたことあるような。
最近香川照之がケビン・スペイシーに見えてしまって鑑賞の邪魔になっているのだけれど、笑顔で終われてよかったです。