日本映画が「あの人気漫画作品が遂に実写化に!」のラッシュの中、脚本・監督を1人でこなしてる西川美和に高感度を持ち、ほぼ作品は観た気持ちでいましたが「ゆれる」はまだ観たことなかったのでGEOでレンタルしました。
【ある兄弟が1人の女性をきっかけに関係性が変化していく】
香川照之の変貌っぷりがクセになりますが
時たま、ヒヤッと恐怖さえ感じる時がありました。
重要人物の女性役が真木よう子でしたが、純粋に可愛かったです(笑)
今はクールなイメージ?(勝手に)を持っていましたが、まだ演技がぎこちなく、初々しさが良かったです。
こんなアングルで撮るなんてよく考えるなぁ～と、関心してしまう箇所がいくつもありました。
個人的には西川美和監督の作品で好きなシーンは「食卓」です。会話も無くお箸と食器が接触する音だけが響きわたる時間など、実際に自分の目で見たことがある光景がいくつもあり、虚しさの中に懐かしさを感じます。
最後の展開には騙されてしまいましたが
なんとも複雑な気持ちで一杯です。
あの「笑み」は【見透かした笑み】なのか
または、【再会を喜ぶ笑み】なのか・・・。
