やましょー

ヘアスプレーのやましょーのレビュー・感想・評価

ヘアスプレー(2007年製作の映画)
4.4
フォロワーさんにオフ会で勧められて早1年、やっと鑑賞できました(^◇^;)
勧めていただいた皆様、腰が重くてゴメンナサイ💦
リメイク版ですが、元作品は未見です。

明るいミュージカル映画です。
明確な悪役がいる勧善懲悪モノ。
舞台は1960年代アメリカで、なんと人種差別問題にまで踏み込んで行くストーリーです。
黒人、太っちょ、子供、年配者、ブサイクなど、差別されている人達を主人公にし、善側の人として大活躍させてる辺りがグッド!
話も基本明るく、暗くなり過ぎないので見やすくなっています。

ストーリーは、太っちょだが歌とダンスが好きな明るい女子高生トレイシーが、憧れていたダンス番組のヘアスプレーコンテストに出演するため母親(ジョン・トラボルタ!)の反対を押し切り、親友のペニー(白人女子高生)やシーウィード(黒人高校生)と奮闘するが、コンテスト連続優勝を狙うタッスル母娘(白人)から嫌がらせや妨害を受け…というお話。

人権平等が認められる直前の時代、当時は立場が弱かった人々を主役に、仲間と共に団結し社会進出していくストーリーがアツい!

ミュージカルシーンも冒頭から、靴磨きやフキンのハタきなど、何気ない日常の音がミュージカルの音楽になっていて好き。
歌詞でヒロインのキャラもよく分かり、ツカミはバッチリです。
他にも黒人キャラメインの曲、ジョントラとウォーケン夫婦(!)の曲、そしてラストの全員集合な曲…など、どの曲も名曲揃いです。

個人的には明るい気分になれる傑作だったのですが、勧善懲悪すぎてファンタジーにも見え、創作臭さが気になる人もいるかなと思ったり💦

しかしウォーケンが神経質な役じゃないのも驚いたけど、ジョントラの女装がメッチャハマっててワロタ😅

なんやかんやで面白い、オススメの映画です(笑)