フェリーニの道化師の上海十月のレビュー・感想・評価

久しぶりにフェリーニを観る。イタリアのテレビ局の依頼で、道化師を題材にドキュメントと再現を試みる。フェリーニ自身、道化師に憧れていた事から正に適任な映画といえよう。ドキュメント部分と再現部分が複雑に絡み合い観ているものを幻惑させていく。この辺で従来の「道」系列の映画を期待すると肩透かしを食らう。ラストの祝祭ともいえる道化師のフィナーレは、観ていて、楽しくもあり物悲しいのでありました。

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