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プライドと偏見のウガチャンムービーログのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
4.2
サマセット・モームの『世界十大小説』に取り上げられるイギリス女流文学の頂点をなすジェーン・オースティン作の「高慢と偏見」の映画化である。
1800年前後のイギリスのジェントリ階級の社会が精緻に描かれている。
階級の中の各階層の様々な人々のプライドと偏見が交錯する中で、エリザベス・ベネットとフィッツウィリアム・ダーシーがその性格ゆえに、満天に瞬く星々のなかで、一際輝きを見せて描かれている事に清々しさを覚える。
しかし、ジュディ・デンチの存在感は、相変わらず別格である。