「おうちのカレー」が大切な、日本一ゆっくりなロードムービー。
カレーには、思い出とか気持ちってものが見えない具材として煮込まれているんじゃなかろうか。
フクハラは画面越しに人生を歩んでいくための智慧をさずけてくれる、美化した父親像のような人物だった。
カズキのように人生の迷子になっている大きなコドモはそこら中にいるような気がする。
散歩を終わりにしかねない外部要因が完全に接触しない様子に、キリスト教的なチカラというか印象を覚えた。
「三色の歯磨き粉」と三人の同僚だけでなく、他にも「3」に関係がある気がする。
また近いうちに観なおすつもり。