三条狼

マッチ工場の少女の三条狼のレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
4.5
職場はマッチ工場、実家住まいで親の束縛つよめ、モテない・あんまり人付き合いできない、男に遊ばれ捨てられる女性の話。マジでカウリスマキ映画の主人公ってだいたい踏んだり蹴ったりなんよ。

だからこそつい主人公に移入するし、こんな世界でもどうにか生きてやる、なんとかしてやる、舐めんな、という感情が見ているだけの自分にまで湧いてくる気がする。静謐で無表情な画面に包まれて、最終的にはなぜか楽に呼吸ができる気がするから不思議だ。
三条狼

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