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追い越し野郎のbirichinaのレビュー・感想・評価

追い越し野郎(1963年製作の映画)
4.0
ヴィットリオ・ガズマンの演技が光っていた。彼が演じる、人懐こさが図々しさの域に達している中年にさしかかった男(実はさみしがり屋)と、無理やりドライブの道連れにされる内気な法学部の学生(ジャン=ルイ・トランティニャンの関係を、2人の会話に「カインとアベル」を出すことで示唆したり、脚本がすばらしい。

個人的には、ガズマンのセリフで、ドライブ中に森の中(?)でトイレに行きたくなり、「放水したい!(Voglio spandere l'acqua!)」というのがウケた。
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