自己啓発の入口に良い刺激を与えてくれる。
彼(ゲバラ)がこの旅の後に進んだ道は知っての通りだが、彼の辿った道を共にできるこの映画は素晴らしい映画体験をさせてくれる。ロードムービーとして素晴らしい!これぞ映画!正にロードムービー!色々な世界をみて、自分自身を見て成長して、表題のモーターサイクルは最初だけだが史実として正確だがそれよりロードムービーとして正解だった!
題材とロードムービーが合うものだから、作る方も間違えにくいと思った。
ゲバラの思想が好きでない人でも、青春ロードムービーとして楽しめる
家族に見送られ出発3秒で事故りそうになるところが妙にリアル!
進行方向とは逆に雲が流れ晴れて行く道。一瞬のシーンだが先にあるものが待ち遠しくなる。
男同士の旅、いい加減だが責任はとる。惚れるし掘れる。
ペルーからドキュメンタリー色が強くなる(モキュメンタリーだが)
ここから、観客は巻き込まれる。思想、貧困、インカ人、資本主義などの現実を自分が見て聴いて考えさせられる。
ゲバラ。彼は特別なことは言っていない。正直で慈愛に満ちている。そして強さを持っている。それだけだ。
優しさを受け入れるための受け皿が必要でそれをどうやって用意するか。ここでは誠実さとコミュニケーションで作れた。いや知識もあった。受け皿を作らなければ優しさの押し売りになるだけ。