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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のesoraのレビュー・感想・評価

4.2
ハーマイオニーの「猫はネズミを追うのよ」ってセリフ。後々の描写的にそれ以上を示唆してるように思えて勝手に感心してしまった(気のせいだったら赤っ恥)。

それから始業式で歌う曲の詞が怖すぎる件、どうやら『マクベス』からの引用らしい。主人公を唆し破滅へ追いやる魔女の歌で新学期なんて迎えられるもんか。

今作の魅力はなんと言ってもイケおじ達ってことでまずはルーピン先生から。"闇の魔術に対する防衛術"枠としては初の当たりキャラで「額の傷ではなくお母さんそっくりの目で君だと気づいた」とか言ってくれる。授業も超楽しそうであれは絶対抽選不可避、ゼミなど開いてようもんならGPA3.5くらいないと入れないやつ。

続いてシリウス・ブラック、天涯孤独なハリーのもとに差し伸べられた救いの手。一緒に住みたいか聞く場面からも優しさが伝わってきたしそれをハーマイオニーに報告するハリーの嬉しそうな姿を見るとこっちまで嬉しくなる。

最後はスネイプ先生。ルーピンを怪しんでマークした結果かもしれないけど人狼の知識をくれたり身を挺して守ってくれた。今作に限れば最高の教師。
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