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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のreiのレビュー・感想・評価

3.9
J・Kローリング原作の大人気同名小説を実写化した作品のシリーズ3作目。

3年生となったハリーたちは、囚人シリウス・ブラックがアズカバンから脱獄したことから厳戒態勢の中、魔術を学ぶ日々を過ごしていた。
吸魂鬼ディメンターに対抗する力を得るため守護霊の呪文の取得に励むハリーは、シリウスと両親の関係、そしてシリウスの真実を知っていく。

本作の目玉はなんと言っても闇の魔術に対する防衛術の講師ルーピンから学ぶ呪文エクスペクト・パトローナムだろう。
守護霊を創り出すためには幸福なことを思い浮かべなければならないという条件が難易度を上げるとともに、幻想的で美しい特別な呪文であることを示している。

両親の死というトラウマを抱えるハリーが、友人や学校の教師たちに支えられ成長していく物語だが、本作からその死の真実に近づいていく核心に迫っていく展開も注目するべきだろう。
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