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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のYのレビュー・感想・評価

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【かの有名な『エクスペクトパトローナム』】

今作が1番好き!という方、自分を含めて私の周りのハリーポッターファンの友人にも多いです。

ハリーたちもだいぶ大人な顔つきになってきて、いよいよ物語がよりダークに、より大きく動き出す3作目。ユニバのアトラクションでハリーが叫ぶ呪文「エクスペクトパトローナム」とは今作の大きな鍵です。

その前に…ルーピン先生の初登場、気だるげな寝起きで杖を振るう姿が素敵過ぎませんか?!満月の次の日はあんな感じでグッタリされるのかな。満月が見えだしてから苦しみながら狼男に変身するシーンは見どころですね。厨二心を刺激されます。
変身したルーピン先生から咄嗟にグリフィンドールトリオを守ろうとするスネイプ先生のギャップがもはやクライマックスでした。

脱獄した囚人に狙われ、両親の居場所を敵に密告した人物と対面し、タイムリープで魔法動物を救いがてら覚えたての呪文で名付け親の命を救う…という今回も特盛りのストーリー。

シリーズで唯一、物語最大のキーである宿敵ヴォルデモートの描写が全く無いにも関わらずすごく面白い。一見平和そうな展開なのに、どこか少し不安を煽るようなフラグが確実に仕込まれている。
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