トガニ 幼き瞳の告発のサンドラのネタバレレビュー・内容・結末

久々に社会派映画を観たのだが…恐ろしい内容だった。不快極まりない加害者、人の心を無くしたか？学校という閉鎖的な環境も、事態が明るみに出てからもそれを取り巻く汚職だらけの関係者も、不完全な法律も、「トガニ（るつぼ）」というのは本当にこの事件の様相をよく表している。あの状況で、映像証拠を何の疑いもなく託した時には、いやいやしっかり固めて（確実に提出されるとこまで担保して）！と思ってしまったけど、そんな疑いさえ不要なのが本来あるべき姿だろう。この事件の被害者や加害者、当事者たちの人生はこれからも変わらず続いていくわけだけれど、法律を変えた映画の力や小説著者の思いはすごい。