AKI

トガニ 幼き瞳の告発のAKIのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
3.6
実話の映画は数あれど
これほど信じ難いものはなかなかありません。

私は韓国文化も韓国映画も大好きですが、
韓国という国がほとほと恐ろしくなりました。

前情報なしにフラットに見たので
見進めるうちに「なんかこれ実話っぽいぞ」
「いや、まさかこんなことあるわけない」
とフィクションであることを祈りながら見終え、
最後に実話であるメッセージを見たとき、
絶望に近い感情が沸き起こりました。

せめてもの救いは
この映画公開後、その反響の大きさから
世論が動いて、再捜査されているということ。
トガニ法なるものが成立し、懲罰を受けていること。

ただ、その現実も韓国の恐ろしさを物語っていて
過去の事件に遡及して新しい法律を適用して
罰するなんてちょっと驚きました。
普通ありえませんよね…
不倫に対する世論の声が強くなったから
証拠がある不倫は実刑にする!という法律が仮にできたとし、
過去にも甦って起訴できます、とか普通ありえない。

実際は、理解できる事情や特例扱いとかがあるのかもですが
韓国めっちゃ怖いと思いました。
韓国文化が大好きなだけに、ショックでかかった。。。

ご覧になる方は見たあと、実際の事件がどうだったか
お調べになってみてください。。
色々とセンセーショナルです。

そして、この映画の発起人は主役のコン・ユさんだそうで、
原作本を読んで動いたとか。
コーヒープリンスさん、やるなぁ。
AKI

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