加藤亜季子

トガニ 幼き瞳の告発の加藤亜季子のレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
3.8
コン・ユ目当てで見たのはまあ否めないけど、元々こういう話は大好きなので楽しみに見ました。大好きというのは、言葉がちょっと合わないかもだけど。
思ってた通り、見てよかった。
スポットライトとチョコレートドーナツを倍きつくした感じ。

虐待のシーンがきつすぎて目をつぶりたくなる。あのシーンのお芝居どうしてたんだろうって思ったけど、そこはちゃんと子役が感情移入しないよう色々配慮してたみたい。
この話が優生保護法みたいに何十年も前の話ならともかく、2000年代の話っておそろしい。さすがにあんなこと起きてたら、トラブル回避派の私でも守らなきゃって思うわ。
人生の楽しさを知らない子供たちがいるとしたら、色々教えてあげたいってすごく思いました。

しかしながら、一緒にコンユ目的で見た母親とも話したけど、この映画のおかげで事件が見直されたりして良かった!みたいになってるけど、たった1本の映画ごときで司法の結果が変わる国って驚愕なんですが…法治国家としてどうかしてる。
映像の力どうこう以前に、司法の力の弱さが怖い。です。という感想。
コンユの笑顔が見たかったよーーー
あ、あとヌナのギョンソンが手話の通訳役で出てた!


実家