松井の天井直撃ホームラン

ゼロの焦点の松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

ゼロの焦点(1961年製作の映画)
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☆☆☆★★★(最早、再現不可能な昭和の街並みと風俗描写に★1つオマケ)

元祖2時間サスペンス。
本編の半分は崖の上での告白(^^)
よくよく考えてみたらこの構成って。今ではもう目新しさは無いが、当時としてはかなり大胆な脚本だったのでは?…と。

原作は中学生時代に読了し、計3回は読んだかも知れない。
松本清張の原作推理小説は『砂の器』もそうなのだが。戦後のドサクサに紛れ、成功を収めた人間が、自分の過去を知る人物をつい殺めてしまう弱い人間であり。その事による殺人の動機がしっかりと示されるところが、読んでいても納得がいく。

少しだけ。

「全然◯が◯がなかった!」

何回観てもついニヤっとしてしまうなあ〜(´Д` )

他にも、西村晃が◯される場面とラストの加藤嘉の全力疾走は大好きだわ〜(#^.^#)

今回再見して「おっ!」と思ったのは。オープニングの芥川也寸志の音楽が、後の『砂の器』でのメロディーで、幾つか再現されているのに気付いた事。

初見、日時・映画館名不明

2020年9月1日 シネマブルースタジオ