こまち

ドリームガールズのこまちのレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
4.4
どこの音楽業界も結局はビジネスなんだろうな…と思ってしまう。
特に黒人は白人に勝手に曲とられるとか、どう生き残るかで苦戦するとか困難が多かったことが分かる。

ジェイミーフォックスの魂の歌がとにかく圧巻のパフォーマンス。

私はひねくれてしまってるから、ありがちなクサいバラードとか普段全然感動しないけど、彼女の歌を聴いたら自然と涙が溢れてきて純粋に音楽っていいな、音楽が好きで心の底から歌い上げてる人って本当にかっこいいと思いました。こんな気持ち久しぶりに味わった、、、

エディマーフィー演じるジェームスが、自分のやりたいこととマネージメント的に押しつけられることとのギャップに苦しんでいて薬物に溺れていき最期は… となるのは、よくあるミュージシャンの苦悩と重なる。音楽とビジネスの関係の難しさみたいなのはよく聞くし、業界に全然詳しくないけど、想像以上に闇深いものなんだろうと改めて思った。

恋愛のゴタゴタだったりそれぞれの性格だったりかなり人間臭さがあって、そのサクセスは果たして本当にサクセスなのかとも考えてしまうような深い話だった。
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