なーこ

ロード・オブ・ザ・リングのなーこのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)
5.0
IMAX上映のおかげで21年ぶりにホビット庄に帰ることができました。

チケット買ってた時、隣のおじさんがテンション上がりすぎて映画館スタッフさんに話しかけてたのを見た。「いや、まさかこの歳でまたLOTRが見れるなんてねぇ〜、しかもIMAXで!嬉しいねえ〜」

それまで家の小さいテレビで数年おきにLOTRウィークを作ってはいたんだけど、大画面で見る感動が全然違う。

最初のフロド様の場面でもう涙腺がだめだった。笑顔のガンダルフは小さい頃から私の偉大な魔法使いだった。
ホビット庄の丸いドアは私の心にもあったはずなのに、いつからこんなに荒んだ四角い人間になってしまったんだろうと自分の経た年月が悲しかった。

21年も経って、この作品から受け取るものの重みが全く違うようになっていた。

一方で自分の成長を感じられる場面もあったのは大きな発見。英語を学んだおかげで、日本語訳以上に響くセリフの数々。
ビルボが教えてくれる冒険は親のようだし。
人生という冒険は、一人でやらなければいけないこと。
でも隣にいてくれたらもっといい。

アラゴルンの初登場シーンのかっこよさ。アラゴルンがレゴラスと話すエルフ語を全く理解してないボロミアが留学中の自分と被ったり。

いつも笑わせてくれるメリーとピピンが大好きで、その二人を最後まで守ってくれたボロミア。

いや、あなたなら指輪なしでも天下とれますよってレベルのガラドリエル様。

ここまで人生で大好きな映画も滅多にない。どこを切り取っても人類史上の最高傑作。
なーこ

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