このレビューはネタバレを含みます
おもしろい!
とても不思議な映画だったが、本筋のラーメンの話も良かったが、それよりもむしろショートコント的な話が次から次へと出てきて、それがとてもおもしろかった。
特に笑ったのがマナー講座のスパゲッティと死ぬ間際の炒飯、さらには自然食で育てられている子供がむさぼるようにソフトクリームを食べる場面、アレは最高だった。
それらは全て「食」がテーマになっており、伊丹十三監督のギャグセンスの素晴らしさが存分に出ているようだった。
役所広司が本筋のラーメンとどう絡んで来るのかと思ったら、結局は全く絡まずで、ある意味これは予想外。
ラストはお母さんのおっぱいをゴクゴク飲む赤ちゃんがずっと映されていたが、何だかとても幸福な気にさせるシーンだった。