安堵霊タラコフスキー

キートンの蒸気船/キートンの船長の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.5
キートンの他の作品と比べたら最初の穏やかな川沿いの情景もあって長閑な印象を受けて美しいと思う反面、そういう場面ではその長閑さ故に小津のサイレント同様に画面からの音も欲しくなって逆に惜しい気持ちになった。

途中までドラマ性が強めで派手なアクションも控えめだったけど、終盤ではその反動か嵐という設定で建物壊しまくって相変わらずの豪快さに魂消る。