セッセエリボー

坊やの人形のセッセエリボーのレビュー・感想・評価

坊やの人形(1983年製作の映画)
4.1
ホウとホウ以外をふつーに同等くらいの勢いでエンジョイしてしまった。とてもよかった。
「坊やの人形」:光と音に対する侯孝賢の感覚は既に完成形。話も短いながら悲哀とユーモアが詰まった満足度高めの一本だった。回想の大胆な挿入もすごい。機嫌悪くて嫁にあたるのサイテー。
「シャオチの帽子」:個人的にこれが一番好き。シャオチが美しすぎる。熱帯・台湾の街並みもめちゃくちゃよくて構図が決まると勝手に映える。人が死ぬシーンがあるんだけど思ってたより描写が強烈で面白かった。日本の鍋こわい。
「りんごの味」:アメリカ人やさしいのゴリ押しがすごくて何でそんなにとは思ったけどこれも笑える。アメ車でマウント取る小学生キッズの表情がとてもよかった。