ピュンピュン丸

陸軍中野学校 開戦前夜のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

陸軍中野学校 開戦前夜(1968年製作の映画)
3.7
東京中野に実在した、帝国陸軍のスパイ養成学校の卒業生たちの活躍を描いた作品。第五弾。最終話。

市川雷蔵。船越英二。細川俊之。

全五作品鑑賞すると、歴史が分かった気になる!
船越英二が『黒い十人の女』のときのキャラなのも見処(笑)。市川雷蔵も、やっとカッコよく見えてきた!(^-^)

男はなぜスパイ映画に酔いしれるのか?それは、主婦たちが『家政婦は見た!』を楽しむのと似た心理現象なのだ。女性は家政婦になれば大金持ちの暮らしを垣間見ることができ、男はスパイになれば国際政治に影響力を行使できる。どちらも一般庶民の世界と憧憬の世界とをつなぐ幻想の結節点なのだ。五作品観て、そんなことを感じた。

でも、スパイ映画って、なくならないよね。(^-^)