久しぶりに映画らしい映画を堪能した。
再見なので、お話は分かっているんだけどやっぱりいい作品は2度目でも心が揺さぶられる。
ジェフ・ブリッジスの馬主と
トビー・マグワイアの騎手と
クリス・クーパーの調教師と
シービスケットが出会うまでに三分の1
一頭の馬によって、3人(エリザベス・バンクス演じるジェフの妻も含めて4人)を
結びつけていく。
彼らは人生の挫折や大きな悲しみを経て、
結集していく。
挫折や悲しみを経験したからこそ、
一度の失敗に負けずに、人の失敗にも大きく対応することができるのだ。
3人の男優さんは、みな素晴らしいが、
クリス・クーパーは特にいいな、
馬を、勝負を見る眼の鋭さ、温かさ。
そして、渋さ、深み、
カッコいいな!
感情が抑制できず勝利を渇望する姿
勝利に酔いしれ、そして、愛馬に乗れぬ姿
スターのオーラが作品を引っ張っていく!
ジェフ・ブリッジスもとてもいいです!
再生を目指すドラマ。
そこに生命がある限り、諦めてはいけないと教えてくれる。
この状況では
より心に染み込む素晴らしいメッセージだ
でも、シービスケットが駆け上がる風を
映画館で感じたいな。
と心がから思う。