あきしげ

スパイダー パニック!のあきしげのレビュー・感想・評価

スパイダー パニック!(2002年製作の映画)
2.5
ローランド・エメリッヒが製作総指揮。
『GODZILLA』は過去の失敗作。
興行的には成功したが酷評の嵐だった。
もう二度とモンスター映画を作らない。
そう思っていたのに本作で名を連ねる。
監督と脚本ではないのだが製作総指揮。

少なくても『GODZILLA』の失敗を活かす。
裏方として的確なアドバイスをしていた可能性も。
とにかく、本作はB級路線を貫いたバカ映画です。

当時は有害物質の産業廃棄物が流行っていた。
何かあるとすべては産業廃棄物の汚染のせい。
クモが巨大化したのも産業廃棄物のせいです。
こういうバカ映画に産業廃棄物の相性が良い。
細かい事に関して産業廃棄物が結果を見せた。

様々なクモが登場します。
・オニグモ
・ナルボンヌコモリグモ
・ゴケグモ
・オオツチグモ(タランチュラ)
・ハエトリグモ
・トタテグモ
惜しみない数のクモです。

更にクモの生態を詳しく説明もする。
1、消化液を注入して内蔵を液状に溶かして吸う。
2、夜行性(ハエトリグモ、トタテグモを除く)
3、音や振動に反応(ハエトリグモは視覚主体)
4、とても臭いに敏感で最大の武器は香水となる。
クモは実に恐ろしい節足動物である。

異常事態が起きれば逃げる場所。
それはショッピングモールです。
ゾンビマニュアルの一つですね。
何かあったらモールに行くべき。

そして、始まるのは人間VSクモの壮絶な死闘。
襲ってくる多種多様のクモに人間が戦っていく。
でも、一番は逃げるにこした事はないでしょう。

主人公にデヴィッド・アークエット。
とにかく、主人公という活躍でした。

ヒロインにはカリ・ウーラー。
年増のヒロインも大活躍です。

ヒロインの息子にスコット・テラ。
知識によって窮地を救う重要な役。

ヒロインの娘にスカーレット・ヨハンソン。
今では場違いの売れっ子女優の下積み時代。

真面目に鑑賞しちゃいけない。
バカ映画は素直に楽しむべき。
そう思わせるB級映画である。

TV-15
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