あきしげ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのあきしげのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

どうしても感想を吐露したくて久々に書きます。

冒頭でトニー・スタークに哀悼をこめた映像ですべてが語られる本作。

サム・ライミ版やマーク・ウェブ版の我々が知っている「スパイダーマン」はもういません。

トニー・スタークの作った敵の尻拭い、ディズニーによるポリコレに過剰配慮した不自然な登場人物たち。

そして、指パッチンから復活したピーター・パーカーが腑抜けになった。

前作であれだけスーパーヒーローになりたいと言っていたのに、なぜか本作では普通の人になりたいと言い出しています。

ワケが分かりません。

前作からどこに魅力があるのか分からないMJがほとんど仏頂面で可愛げがまったくありません。

しかし、こんな不満だらけの中でも前作に引き続いてメイおばさん役のマリサ・トメイは魅力たっぷりでした。なぜ、ハッピーをくっつけようとしているのか謎ですが。

前作と同様に悪役は演技派を起用して説得力を持たせる。
ジェイク・ギレンホールは素晴らしい演技をしたが、こんなところで消費するのはもったいないと思った。
ワガママなクソガキに成り下がったピーターよりも、元凶であるトニー・スタークと対峙させたかった。

実写映画化された『スパイダーマン』を観てきた人なら分かるはず。これは「スパイダーマン」じゃなく、アベンジャーズに入った「ナイト・モンキー」である事を。
あきしげ

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