サモ・ハン・キンポーの『燃えよデブゴン』をドニー・イェンがリメイク。
ドニー・イェンがCMでやった太ったキャラクターが好評で、そこからアイデアが生まれて今回のリメイクになったらしい。
ただ、ドニー・イェンが太っている意味はあったのか?とツッコミたくなる。
サモ・ハン・キンポーは元々太っているからいいのであって、動けるデブというギャップがあるこそ成立する。
でも、筋肉ムキムキのドニー・イェンがワザワザ太った役をやるなら、それだけの意味を持たせないと意味がない。
しかし、この作品には太っているというだけで、建物を容易くよじ登ったり、どんなに動いても息切れしない超人なんです。
体重120キロの人間どころか、標準体重の人間ができる動きじゃない。
あとヒロインの自己中ぶりに対して、単純に引いてしまう。
確かに美人だが、どう考えてもそれ以外の要素がマイナスすぎて主人公が彼女のどこに魅力を感じたのか解説して欲しい。
期待した丞威もコミカルなアクションのせいで良さがまったく出ていなかった。
それでも、ドニー・イェンのアクションとお茶目な演技がみられるので甘めのスコアとなります。