激動の昭和史 軍閥の作品情報・感想・評価・動画配信

「激動の昭和史 軍閥」に投稿された感想・評価

前線から離れれば離れるほど、兵士は命ではなく駒か碁石にしか思えないんだろうな。日本をとりまく環境がどれだけ変わろうとも、会議室の景色は変わらない。

「あそこでやめておけば」というポイントが色々あったんだと思う。けれどもそこで止めなかった、止められなかった軍上層部の責任は重い。見通しの甘さと、プライドと、決断力の無さを持ったリーダー陣しかいなかったのが日本の悲劇だったのか。

それでも勝っている時は国民も大喜びでやいややいや。この時点では誰も、年端もゆかない若者が敵艦に突っ込んでいくなんてことは想像していなかったんだろうな。マスコミと教育を使えば国民を洗脳することなんて結構簡単なのかもしれない。

役者陣が皆活舌が良くて台詞が聞き取りやすかった。東条英機役の小林桂樹がさすがだった。
tych

tychの感想・評価

3.6
1970年 134分。1936年の2.26事件以降軍の政治力が増し 中国侵攻 1940年の三国同盟 そして同年12月の対英米開戦、序盤は勢いが良かった皇軍も1942年のミッドウェイ海戦からは失速の一途、1944年には要衝トラック島・サイパン島を失い 翌年には本土空襲、原爆も落とされる。このような激動の戦史を東條英機を主人公に 彼自身の変遷、当時の政治と軍部 陸海軍の対立 等を実写フィルムも多用して 新聞記者らの視点からも描いている。駆け足でさらっとしたドラマになってしまった。
●ダイジェストすぎる。
●いろんなところ描こうとして散らかり感がある。
●この映画から歴史を学ぶのは無理。
●東宝、ソフト化する時にジャケット手抜きすぎ。
aoao

aoaoの感想・評価

3.5
軍閥と天皇から見た、第二次世界大戦の始まりから終わりまでの、愚かさ。
太平洋戦争を駆け足で説明した映画。東條、天皇を良い人に描きすぎ。その他は優柔不断に描いている。とても表層的。
1970年の映画なので、有名俳優が若い。懐かしむためには良い。
黒沢年雄が良いところを持って行った感。
『日本の一番長い日』と同様、黒沢年雄は終戦が近づくと良い味出すな。
「戦線から遠のくと楽観主義が現実に取って代わる。 」な会議映画として面白い。戦中日本は、おおよそ東条英機の独裁政治だったのか(今さら)。
youkey

youkeyの感想・評価

4.0
記録。WOWOW

東条英機に焦点を当てた戦争映画。2・26事件から原爆投下までを駆け足で。
結局は、どの時代も上の人間たちが戦争を起こし、国民が犠牲になる。
この構図は、普遍だ。
オリ

オリの感想・評価

3.5
軍には陸軍と海軍の対立がずっとある。
結局は東条英機がトップになるように、
陸軍が優勢になるなかで進んでいく。

この映画が太平洋戦争のたんなる歴史映画でないのは、
戦時下での言論弾圧であった「竹槍事件」がモチーフに挟み込まれているから。
また、戦争はよくないという一方通行な反戦映画でないのは、
でもメディアが戦争を煽ったでしょ、という批判が作中で叫ばれているから。

このレビューはネタバレを含みます

昭和の戦争中の言葉遣いとテンションを観たくて選びました。
多くの軍人を見られて目的は達成出来ました。
また、当時の映像をたくさん観ることが叶いました。
壕の中で赤ちゃんを殺すことを選んだお母さんの自害シーンのあとに、布団で眠る東條英機が飛び起きるシーンに切り替えた製作陣の感性が好きです。
赤子を殺せといった兵士に向かって怒ってくれた先生も戦争で亡くなってしまいました。海軍の自決シーンは辛いです。
おそらく沖縄でしょうか、4人の女性が髪を梳かしてから飛び降りて自決するシーンも辛いです。

新聞記者視点と軍視点とが中途半端になってしまっているような感じがしました。どちらかで良かったのではないでしょうか。
この観点から3.8にしました。
俳優さんたちの格好良さは5.0です。

神風特攻隊の三度も帰還してしまった死にきれなかった兵士からの「あんたに責任はないのか」という言葉が響きます。
戦争の責任がない大人は存在しないのでしょう。
勝ち負けの問題ではありません。戦争をしてはいけません。
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