なかよし

東京物語のなかよしのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.0
死んでも銀幕で観ようと思っていた一本。恐らく学生として最後の映画館での鑑賞。と冠して仰々しくしてみました。なるほど映画館で観る、これが良かった。周りの客層は高齢の方が多く、笑いがたくさん起こる。でもまだ若輩者の私には笑えない。一人で観ていたら感じることが出来なかったであろう感覚。これはやはり大勢がいる暗闇でしか体感できないもの。なぜ周りはこんなに笑う?なぜ私にとっては笑えない?年を取れば笑えるようになる?

残酷さを感じた。劇中で言えば、香川京子と同じ感情であった、それはまだまだ私が子供であるからなのか。一方で笠智衆の気持ちもひたすらに共感できる。。

笠智衆演じる父親が、表情や感情には表さないが心が確実に動いている様が感じ取れること(「いやぁ、ありがとう」の言葉のウラ側)だったり、語り出すと止まらなくなるくらい沢山のシーンが溢れすぎていて到底一度観ただけでは足りません。
節目にまた。

さて、大量の評論などの類いを読んでみましょう。。
スコア(4.0)は2018.3/27時点ということで。
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