mh

まひるのほしのmhのレビュー・感想・評価

まひるのほし(1999年製作の映画)
-
障害者アートもしくはアウトサイダーアウトについてのドキュメンタリー。
具体的には何人かの知的障害者を取り上げて、それぞれの制作過程と作品を紹介している。
なかでもメインは茂ちゃんと呼ばれる自閉症のひと。女子高生とか水着が大好きで、それらのワードを書き込んだカードでオブジェを作ってる。
執着していた女性が結婚したのでつきまとうのをやめたり、母親を(おそらく)自殺でなくしていたり、だんだん見えてくる半生がけっこうドラマチックだった。
そのほかの出演者の作品も魅力的だった。構図を取るのがうまくないのはしかたないのかな。
彼らの頂点にいるのが山下清や草間彌生といったレジェンドだと思うと、知的障害者がアートを志すのは思っている以上に有効なことなのかもしれない。
佐藤真は肌にあってないのかもしれんね。
比べる意味もないんだけど、原一雄「さようならCP」を見たときの衝撃を思い出してしまって良くなかった。
mh

mh