これはめちゃ面白い！！いかにもアメリカらしい作品。
Wag the dog.
犬が尻尾を支配していると考えれば「犬が尻尾を振る」ということになるが
逆に尻尾が犬を支配すれば、「犬に尻尾を振らせる」ということになる。
この映画はその逆の発想での手法を取る。
再選か交代か、大切な大統領選間近に発覚した現大統領のスキャンダル。
そのもみ消しに戦争をでっち上げる。
群衆の視線をスキャンダルから戦争に移す。
この大胆な作戦が展開する物語です。
ロバートデニーロ演じるコンラッドが作戦をスタートし、
「戦争はショービジネスだ」ということで映画プロデューサーに指揮を依頼。
ダスティンホフマン演じるスタンリーの敏腕ぷりと、本当に映画を作るつもりで衣装や音楽を用意するあたり、ブラックユーモアたっぷり。
進め方がかなり淡々としてるけど、それが魅力。
あれよあれよとウソは出来上がっていくのだ。
トゥルーマンショーにも近いけど、エネミーオブアメリカ感もある。
セリフの応酬が凄まじくてかなりリアルでした。
ぜーーーーんぶウソっ、そんなちゃぶ台返しの裏側映画ですね。
名優二人の共演が楽しめる作品です！
