椎蕈

ロッキー3の椎蕈のネタバレレビュー・内容・結末

ロッキー3(1982年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

OPからロッキーの防衛戦と、世界ランキングをどんどん上げるグラバーのダイジェストが流れる。
それだけじゃなく、メディアに深く関わるようになってぬるま湯に浸かったロッキーと、ハングリー精神を持ってトレーニングに全てを注ぐグラバーの対比もあって環境の違いがわかりやすく描かれていた。

この作品からメインキャラが死亡するようになる。
本作は1・2でコーチを務めてきたミッキー。
生涯ボクサーに関わっていて余生を自由に過ごせなかったミッキーに「まだやらなきゃいけないことがある」ってロッキーが言うシーンは悲しかった。
どっちが勝利したか言ってないのに、ロッキー勝ったと確信するところで毎回泣いてしまう。

3からは1・2よりも時間が30分くらい短くなる。
とはいえ、ミッキーの死・チャンピオンになってから初の敗北・同じくドン底から這い上がったライバルアポロとの共闘・成長したエイドリアン。
結構詰め込んでいるから物足りなさは感じなかった。

試合シーンも2Rと3Rの合計5Rで少なかったからかノーカットで見応えがあった。
ラウンド数が少ないからあっさり過ぎる気はしたけど、1戦目も落ち着いて行けば勝てる感じの描写はあったから納得できる。
最後の終わり方も「借りを返す」という名目で、アポロがロッキーに試合を申し込んで終わるところが爽やかで大好き。
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