ドント

処刑教室のドントのレビュー・感想・評価

処刑教室(1982年製作の映画)
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82年。悪すぎる不良が暴れる高校に赴任してきた音楽教師が、度重なるクソ生徒どもの悪行にブチキレる。
荒れる青少年! 見てみぬふりをする大人! という社会派っぽい装いだけど真面目さよりも時事的見世物っぽさが先に立つ(おっぱいも出る)。監督は「コマンドー」の人だけどあの奇跡のバランスは望むべくもなく、溜めて爆発でも交互にやり合い緊迫感が高まるでもなしにエピソードが散発的かつ繰り返しばかりで全体にユルめ、不良どもももっとクズなことをやってほしかったし、終盤の暴力も苦渋/解放どちらにも振れてなくこうグッとこない。セガールが赴任していたら20分あればすべてが終わっていた。
ラストの字幕の「んなわけあるかい!」度は最高。主題歌は無駄にアリス・クーパー。主人公のいかにも良心的な容姿や不良の80年代なビジュアルはよい。小太り時代のマイケルJフォックスが出ているぞ。
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