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狂気の愛のBONのレビュー・感想・評価

狂気の愛(1985年製作の映画)
3.7
ロシアの文豪ドストエフスキーの『白痴』を原作にして、ズラウスキーが大胆に脚色した異色のラブストーリー。 ギャングの情婦と刑務所帰りの2人の男。3人の復讐、抗争、愛が描かれる。

主演にはズラウスキーと長らく事実婚の関係にあった26歳年下の女優ソフィー・マルソー。ボブの姿がキュートで裸の姿は妖艶。

パリ、ディズニーキャラクターのマスクをかぶった一団が銀行を押さえ、銃を乱射し、着色発煙弾を発射し、大歓声を上げ、叫ぶド派手な幕開け。

始終壊れたようなハイテンションに、炎と愛に満ちた本作はタイトル通りの狂気そのもの。虚しくて激しい映画で大満足。
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