本日の巣ごもり鑑賞。
「ドストエフスキー『白痴』の大胆な翻案」とあったので期待して観たけれど、残念。
『白痴』の三角関係を軸に、背景と展開がわかりにくいバイオレンスを絡めて、細切れの映像で綴って、結局難解なものとなってしまった感じ。
また、ソフィー・マルソー、10代最後の美しく輝いているこの時期に、敵・味方の間で揺れる陰のある娼婦役は少し無理があったのではないだろうか。
その後の彼女のキャリアと実績、私生活(本作監督と同棲、その後出産、離別)から見て、(悪い意味での)転機となった作品かもしれない。
いろいろな意味で残念な作品。