三四郎

愛妻物語の三四郎のレビュー・感想・評価

愛妻物語(1951年製作の映画)
3.0
松竹、東宝、新興、日活の撮影所を見られるが、新しい東宝撮影所はモダンな建物だった…。
「何事も辛抱でっせ!若い時の苦労は買うてもしなはれ!」
心に響いた。
成功している人も、最初から才能があるわけではないのだ。もちろん、才能のある人はいるだろうが、一握りだ。皆それぞれ努力している。

学徒生の出征を送るとは言え、「紅萌ゆる丘の花(三高逍遥の歌)」を歌うとは、京都らしい。戦時中でも、軍歌で送るだけではなかったのだろう。
いつか本で読んだと思うが、「軍歌なんかで送ってくれるな、愛染かつらの歌(「旅の夜風」)で送ってくれ」と言った青年もいたと…。記憶違いかもしれないが…。
映画の内容よりも、出征のワンシーンに考えさせられた。
三四郎

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