仮定文を章の最初に挿入する点とか突然ズームするカメラとか、この作品もまた後のホン・サンス的。
タイトルにある市長を中心とした会話は基本退屈で眠くなりそうだったのに、何故か雰囲気は良くて最後まで見ていられたのが不思議。
ラジオ放送の場面では少しゴダールっぽくもなるのも少しロメールらしくなくて逆に面白かった。
でも直近の冬物語とかと比べて人物に焦点をより当てているような感じが自分好みじゃなかったし、一回見たら当分はいいかなと思える内容だったから、結構稀少な作品だけどダビングせず録画を消去することにした。