囚人13号

西部戦線異状なしの囚人13号のレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
5.0
永遠の反戦映画ベストワン。マイルストンは『激戦地』や『パープル・ハート』も悪くないが本作が圧倒的。
俯瞰から豆粒の如く物質的に捉えられる兵士たち、流れるようなパンと機関手/突撃隊の切り返しでリズムよく人間が死んでいく。極めて何か生命に対する侮辱のようなものを感じます。

戦前の日本公開版は大幅にカットされたものらしいが、エンディングは文字がタイプされるところまであったらしい。未だ「完全版」は存在してないのでこれの4K修復は目下ユニバーサルの最重要課題でしょう。
囚人13号

囚人13号