このレビューはネタバレを含みます
革命の話なので人はバタバタ死んでいくけれどかなりコメディに振った作品。
同時期くらいのルイ・ド・フュネスの笑いに似たものを感じるので流行りのお笑いテイストだったのかもしれない。このシュールな笑いが好きだから堪らない。
作品の舞台は1907年の中央アメリカ。恐らくメキシコ革命を意識しているんじゃないかと推測。
1950年代後半にキューバ革命が起こり、ベトナム戦争へのアメリカの軍事介入があり、世界的にカウンターカルチャーが勢いづいてきた時期に作られている事を考えると時勢を鑑みた作品だったのかもしれない。ちなみにこの作品の1年後には文化大革命、3年後にはパリ五月革命が起こっている。