戦場のメリークリスマスのひでのレビュー・感想・評価

戦争という状況下で、人種、宗教の異なる人々が同じ場所に暮らす、異様な状態。
そんな中でも、過去に深い傷を負ったという共通点から、立場も人種も全く違う者がどこかでわかり合い、恋をする。
暴力的な部分が取り上げられてしまいがちで、当時の日本兵への批判も多く見られるが、この作品の伝えたいところはそんな教訓めいたことではないと思う。
普遍的な人間愛を謳った作品ではないだろうか。