けあれすみす

戦場のメリークリスマスのけあれすみすのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

やっっっっと観れました。

観て疑問に思ったのは、クリスマスのシーンは短いのに、何故「戦場のメリークリスマス」というタイトルなのかということ。
また、映画の終盤、ローレンスさんがハラ軍曹と面会するシーンで
「セリアズはキャプテンヨノイの中に実のなる種を蒔いた」
というセリフがある。この「実のなる種」とは何だろうか。

現代人の私の正しさでは、戦時中の日本軍の様子は狂っているようにしか見えない。だが、ヨノイはセリアズと出会ったこと、ハラはクリスマスを祝ったことで、人間らしさを取り戻した。

軍隊全体は人道的でなくなっていたとしても、個人の中には暖かさがある。それが、この作品で大島渚が伝えたかったことではないだろうか。


やっぱり教授の音楽は永遠です。