このレビューはネタバレを含みます
やっっっっと観れました。
観て疑問に思ったのは、クリスマスのシーンは短いのに、何故「戦場のメリークリスマス」というタイトルなのかということ。
また、映画の終盤、ローレンスさんがハラ軍曹と面会するシーンで
「セリアズはキャプテンヨノイの中に実のなる種を蒔いた」
というセリフがある。この「実のなる種」とは何だろうか。
現代人の私の正しさでは、戦時中の日本軍の様子は狂っているようにしか見えない。だが、ヨノイはセリアズと出会ったこと、ハラはクリスマスを祝ったことで、人間らしさを取り戻した。
軍隊全体は人道的でなくなっていたとしても、個人の中には暖かさがある。それが、この作品で大島渚が伝えたかったことではないだろうか。
やっぱり教授の音楽は永遠です。