あかつか

コップランドのあかつかのレビュー・感想・評価

コップランド(1997年製作の映画)
4.5
公開当時、映画館で予告編を見た覚え。25年経ってようやく見た。

警察組織は仲間意識が強いほうがうまく回るのはなんとなくわかる。問題は仲間を守ろうとするあまり無法地帯になったり、仲間とみなさなくなった者を排除したり。自分が正義だと思いこんだ人間は手が付けられないくらいに愚か。そういうことが洋の東西を問わず往々にしてあるのもよくわかる。

デニーロとハーヴェイ・カイテルは『タクシードライバー』以来の因縁ぽくて楽しみにしてたのに。デニーロ、なんかやった?サンドイッチ食ってただけじゃないか。うーんでもそのたたずまいはさすが。

T1000、またの名をロバート・パトリック。金髪の白人男性が口ひげを生やしてるだけでなぜナショナリストに見えるんだろうな。

そして忘れちゃいけないレイ・リオッタ。単なる脇役ですんだことがない。唯一無二のその風格。

スタローンはさえない保安官。だけど『用心棒』ばりのラストは気に入った。あと3人くらいやってもよかったのに。
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