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喜劇 団体列車のpapandaのレビュー・感想・評価

喜劇 団体列車(1967年製作の映画)
3.6
それなりに面白かったけど、なんかややまとまりに欠ける気がする。渥美さんの顔芸はさすが。実に表情豊か。そして声は聴いていて実に心地いい。ミヤコ蝶々さんとの掛け合いは秀逸。笠智衆さんはやっぱりいい。小林稔侍さんも出ていたみたいだけどわからなかった。彦一の小百合への一途な気持ちは無法松みたいでわかるけど、邦子や他のみんなを前にしてあの態度や言葉はどうなんだろう。邦子さんが気の毒でならなかった。小百合に勉強を教わるシーンは「葛飾立志篇」を思い出す。あの時期、何をやってもハッピーエンドならいいじゃないか、みたいな雰囲気は嫌いじゃないけど、ちょっと危ない気もした。
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