しーかず

ノッティングヒルの恋人のしーかずのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
3.7
王道のラブコメ。ジュリア・ロバーツはじめキャストの華で成り立ってる感じはあるけど軽快で観やすい映画だった。ジュリア・ロバーツ演じるアナ・スコットがハリウッドスターならではの悩みやマイノリティを抱えてるところや、本心と外向けの発信の境界が分かりづらくどこか庶民目線でみると不信感を抱いてしまう辛いところがリアルで良かった。個人的には恋愛模様以上に主人公タッカーの周辺の人たちがすごく良かった。特にクレイジーな同居人のスパイクが最高。ひとつひとつの挙動が笑えるし絶対良いやつではあるのがひしひしと伝わってきてそれさえ面白かった。展開が綺麗な王道すぎていまいち感情移入し切れないところはあるんだけど、序盤食事会の後夜の住宅街を散歩するシーンや、中盤タッカーが歩くワンカットで季節が過ぎていくのを表現しているシーンはロケーションも相まって楽しく観れた。
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