前髪メガネ

ノッティングヒルの恋人の前髪メガネのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.8
ハリウッドスターと不器用だけど優しい書店主のロマンス。

ロンドン西部のノッティングヒルで小さな書店を営む男性ウィリアム。ある日彼の店に、ハリウッド女優のアナが訪れる。その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかってジュースをかけてしまい、近くにある自宅で彼女の服を乾かすことに。アナは不器用だが誠実な彼に惹かれ、2人は恋に落ちるが……。

何度見てもいい。
身分違いの恋という鉄板の設定にベタな展開だけどジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの表情とかで思わず引き込まれてしまう。
いい。
主演の2人も良いけど本作はウィリアムの友人達もとても良い友人たちでウィリアムの事を大切に思っていてくれているのが会話からよく伝わってくる😭

恐らく書店で縁が生まれ街角での再会で気持ちが芽生え、インタビューで確信して妹ハニーの誕生日会で更に惹かれたのだろうなぁ。

特別大きな演出だったりがあるわけでなく、2人の住む世界を除けばウィリアムもアナもごく普通の男女だからこそきっと誰しもが共感して感動するのだと思う。
年齢もはっきりとはしていないけど、30〜40前半の落ち着きのある恋だから広い層に刺さるし、年月が経っても不朽と言われるような名作なのかもしれない。

そしてこの作品を盛り上げてくれる要素で欠かせないのはエルヴィス・ステコロの歌うShe
1974年の曲忘れじのおもかげのカヴァーなのですが、この歌詞の内容と彼女を思う男性像がウィリアムにマッチしていてより映画の世界観を引き立たせてくれるし、メロディもロマンチック😢

多分初めて本作を観た当時は人生で初のリチャード・カーティス脚本作品だったけどめっちゃ好きってなって、ブリジット・ジョーンズの日記を映画館に観に行った気がする。

ロマコメを観始めるのなら是非本作から!!

The fame thing isn't really real, you know.
And don't forget,I'm also just a girl standing in front of a boy,asking him to love her.
「名声って実体がないものなのよ。忘れないで、私もひとりの女よ。好きな男の人に愛して欲しいと願ってる。」



作中に出てきた映画「ゴースト ニューヨークの幻」
前髪メガネ

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