スパケン

狂った果実のスパケンのレビュー・感想・評価

狂った果実(1956年製作の映画)
2.5
真面目な弟が好きになった女性を奪おうとする不良の兄。これだけでも気持ち悪い設定なのに、その女性は既婚者なのに、どちらの気持ちも受け入れる。

当時はどのように見られていたのか? 今みたいに不倫や浮気にキビシくなかったのか? もっとキビシい時代で、けしからん女と思われていたのか? そして今、どう受け止めればよいのかわからなかった。

石原裕次郎、カッコいい!と思って観ていればよかったのか? 弟が好きとわかっていて無理矢理奪おうとするとかぜんぜんカッコいいとは思えなかったのだが…

あと驚いたのは、慣れるまで最初は何を喋っているのか聞き取れなかった。口調が独特で、話し方がとにかく早い。今から64年前、1956年の若者ってみんなこんな話し方?

デロリアンでタイムトラベルしたら「こいつ、トロトロ喋るぜ」「本当だ。日が暮れちまうぜ」と話し方でおかしいヤツとバレてしまいそう。
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