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またまたあぶない刑事のLCのレビュー・感想・評価

またまたあぶない刑事(1988年製作の映画)
3.3
面白かった。

前作から見て慣れてきたところで気付いたけれど、おまわりさんのお話だから戦闘場面があるわけで、しかし、わしのような耐性なし人間でもストレスなく見られる。
このシリーズはそんな塩梅で続いていくのかな、素敵。

上司さんがとても具合悪そうになってて笑ってしまった。
そうだよな… 2人のあぶなっかしさを見ているだけのわしがハゲそうになるんだもの、管理する彼はハゲるどころの騒ぎじゃないよな…
本作でも見事なあぶなっかしさだった。
前作では主要2人の陰に潜んでいた他の人のあぶなっかしさも、印象的に描かれていたように思う。

前作ではあれよあれよと翻弄されたけれど、本作は物語に集中しやすかったような気がする。慣れかもしれない。緊張と弛緩の切り替わりがわしに合っていたのかもしれない。
おかげで、スーツのバリエーションを楽しむ余裕が持てた。縦の細いストライプが入ったスーツが個人的には好き。
そして前作同様、冒頭で作品に引き込む力の強さも好き。車斜めにしちゃってるとはいえ、車相手によく逃げ切ったよ。逃げ切ってはいないか…

鍵を握る女性が、前作とは違う交流の仕方をしつつも、ふんわり思い出させる立ち位置で興味深い。
彼らに情報を渡したらそうなってしまうのは、本シリーズのお約束のようなものなんだろうか。
終わり際に何かにぶら下がるのも、そうなのだろうか。次は何にぶら下がるのかな。
後輩くんは、いつか誰か特定の人と結ばれたりするのだろうか。年中フラれるのがお約束だったりしたらちと切ない。
女紹介すると言う先輩に「もう心に決めた人がいるんで通用しません」とかって言うところを見てみたい、そんな気持ち。

前作が1987年で、本作が1988年。
とても人気のある作品だったんだなあとわかる。物凄いスピードで続編作ったんだね。
次はもしかして、1989年に作られていたりするのだろうか。今からそこも楽しみ。
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