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魔女の宅急便のめるのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
5.0
落ち込むこともあるけれど
私、この町が好きです。


ジブリ映画って数え切れないほど観ているからレビューって書きにくい〜。
従姉にもらったビデオ(金曜ロードショーの録画)で観ることが一番多くて、そのビデオが古いので昔のCMと一緒に楽しんで観ていた思い出。
CM区切りもそれ以外だとモヤモヤするくらい身体に染み込んでしまった(笑)

ラジオを付けて流れるユーミンの「ルージュの伝言」とエンディングの「やさしさに包まれたなら」が印象的。

昔からずっと箒に乗っている感覚が肌で感じられるのが不思議だなと思っていて……
汽車に駆け込むときに滑る動きとか、自動車事故を起こしたあとにそっと降りる動きとか「この感覚分かるなぁ〜」ってなる。もちろん箒に乗って空を飛んだことなんてないのに。
これもジブリアニメーターさんの力。

キキの村、コリコの街の景色、小物や料理、いろんな人、全部が素敵。
宮崎駿の創り出す世界はなぜこんなにも素晴らしいの…!

13歳で独り立ちは早いけど、誰もがいずれは社会に揉まれて好きでもない人や合わない人と接して暮らしていかなきゃいけない。
小さい頃はキキに憧れて、同じくらいの年の時は尊敬して、今は私も元気に頑張ろうっていう気持ちになる。(って真面目に書いているけどほとんどエンターテイメントとして楽しんでます!)

私が留学したときが最も自分がキキだったときでホームシックにならなかったのは共通点かも。
きっと周りにいる人たちがやさしかったから。
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