レッドキング

アメリカン・ギャングスターのレッドキングのレビュー・感想・評価

3.6
実在した麻薬王フランク・ルーカスをデンゼル・ワシントンが演じ、彼を熱血刑事をラッセル・クロウが演じるギャング映画。

ギャング映画の割にはそこまでドンパチや血みどろシーンは多くなく、
「ファミリー」とはなんぞや、
「正義」とはなんぞやみたいな話がメインです。

アメリカ史上最大の汚職スキャンダルだったようで、ギャングは元より警察・検察・判事、はたまた軍まで汚職にまみれている始末。
ベトナム戦争真っ只中で、兵士が毎日死んでいく中軍用機で麻薬の密輸をしている始末。
これが実話だなんて…。

家族の絆を重んじ、毎日きっちりとした生活を送るギャングと
私生活は滅茶苦茶だけど正義だけは貫き通す熱血刑事。
この相反する二人の対決が実にお見事。
ラストの後日談も実に映画チックです。最後までカッコいい。
レッドキング

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